~親族の争いを起こさないために~
熊本市中央区の「弁護士法人ときわ法律事務所」では、相続・遺言作成についても手厚く対応しており、多くの実績があります。遺産相続で親族と争うことを避けるためにも、まずは弁護士にご相談ください。
たいていの方が、「遺産で揉めるなんて、莫大な財産があるおうちの話でしょ?うちにはそんなに財産はないし」、「兄弟の仲もいい」、「お金や財産はそりゃあった方がいいけど、親の遺産をあてにしないと生活できないわけではないし」、「兄弟が遺産をたくさん欲しいと言うなら譲っても構わない」といった考えから、「うちの家族に相続のトラブルなんて起こるわけがない」と思っています。では、どうして相続の争いが起こるのでしょう?
それはたぶん、争う理由が「お金」ではないからだと思います。
たとえば、「子供のうち一人だけに全ての財産を相続させる」という遺言があれば、「お父さんは遺産を相続させる子供のことだけが大事だったのか…」と、悲しみや落胆を感じてもおかしくはありません。さらに、「お父さんがこんな遺言を作るわけがない。そそのかされたのでは…」と疑うこともあるでしょう。
また、「兄が家を継いでいるから、実家の不動産や田畑・山林は全て兄が相続することで構わない」と思っていても、「四十九日もまだなのに、早く印鑑を押せと強く言われた」といったことがあったり、「不動産を維持するためにお金が必要だから、預金も全て俺がもらう」と一方的に言われたりしたら、「親が亡くなったばかりで、まだ気持ちの整理もつかないのに…」と反発を感じたり、「それはあんまり横暴では?」と思うかもしれません。
相続や遺言の問題は、「お金」や「財産」だけの問題ではなく、実は、家族間の情愛や信頼関係の問題だと思います。遺産相続の案件では、「遺産を少しでもたくさんもらいたい」のではなく、「納得できない」、「親の愛情が自分にもあったと信じたい」といった依頼者の方のお気持ちを、大切にしたいと考えています。
また、遺言を作成する際も、遺したいのは「財産」ではなく、「気持ち」だと思います。依頼者の方がどうしてそのような遺言を作ろうと思われたのか、そのお気持ちを伺い、また、遺言者の方の意図されたことが遺言によってできる限り実現するよう、アドバイスをさせていただきます。
相続はどなたにでも訪れる身近な出来事です。それにもかかわらず、お金や法律、感情などが複雑にからみあって、思わぬトラブルに発展してしまうことも珍しくありません。最悪の場合、家族や親戚の中に埋められない溝を残してしまう場合もあります。
面倒なやりとりや難しい交渉を弁護士に依頼することによって、相続問題を冷静に対処できます。こちらでは相続問題を弁護士に相談するメリットについてご説明します。
1.トラブルを未然に防げる
のちの遺産相続のことを考えて、生前に遺言を作成する方も増えています。しかし、不明瞭な遺言によって、かえってトラブルを引き起こすこともあるのです。弁護士は、作成した遺言が裁判で争われたらどうなるかも考えた上で助言します。
遺言作成については、税理士や司法書士、行政書士などが作成を助言できます。とはいえ、これらの専門家は、作成した遺言書が裁判で争われたらどのように扱われるのかについて、弁護士ほど詳しくはありません。 不明瞭な遺言によって結局裁判沙汰になり、多大な時間と費用を費やす事にもなりかねません。弁護士は法律家として、依頼者の方が意図した相続が実現できるよう、遺言作成をサポートします。 |
2.相手方と直接やり取りをする必要がなくなる
相続問題については、弁護士だけではなく、司法書士や行政書士なども取り扱います。しかし、対応できるのは書面の作成だけです。法律上は相手方との交渉は許されていません。
その点、弁護士は、依頼者の方の代理人として、相手との交渉を代行することができます。また、裁判や調停などでも代理人となり、依頼者の方と一緒に調停に出席したり、依頼者の方に代わって法廷に立つことが可能です。弁護士なら、遺産分割協議書の作成から調停や裁判に至るまで、相続に関するあらゆる場面で、あなたをサポートすることができます。 |
同じようなお悩みを抱えているあなたをサポートいたします。
- 亡くなった方の遺産がどこにどれだけあるかよくわからない
- 亡くなった方に借金がある
- 誰が相続人になるのかわからない
- 相続人の中に全く付き合いのない人や連絡のとれない人がいる
- 誰がどの遺産をもらうかの話で揉めている
- 誰がどの遺産をもらうかの話はまとまったが、その後どうすればいいかわからない
- 自分は相続人なのに、遺産は渡さないと言われた
- 亡くなる前に多額の預貯金が引き出されていた
- 自分にとって不利な遺言がある
- 自分の死後に揉めないように遺言を作っておきたい
- 相続手続きには手間と時間がかかります。 ひとつでも当てはまる方はお気軽にご相談ください。
トラブルを避けるために知っておきたい、相続に関する基礎知識についてご説明します。
遺言相続と法定相続の違い、法定相続人の範囲と遺産分配方法、相続の対象、遺言の種類などはこちらをご覧ください。